断酒を目的とした活動を視察

斐川文化会館で開催された山陰断酒学校

  • 全国から580名が参加

8月28日~30日までの3日間、第45回山陰断酒学校が斐川文化会館で開催されました。名は山陰断酒学校ですが、山陰に限らず全国各地から会員や家族の方、行政、医療、施設関係者など約580名の参加がありました。全体会では文化会館のホールのフロアいっぱいにござや座布団が敷かれ、また分科会では満員の研修室で研修会が熱心に行われました。

  • 文教厚生委員長として出席

開催地の出雲市からは、市長代理として佐藤 茂【健康福祉部長】が、議長代理として私があいさつを述べました。

私は初日の全体会・分科会(研修会)と最終日の全体会に出席いたしました。分科会には会員本人・家族のほかにたくさんの医療、行政、福祉関係の方が出席し、アルコール依存に陥っている人へのアプローチとして、コミュニケーション方法の向上策について熱心に耳を傾けていました。

  • 聞く人の心に迫る体験談

会員の方からの体験談は、聞く人の心に強く迫るものでした。また、家族が協力し、共にアルコール依存から立ち直った体験談や過去の失敗を起爆剤に断酒の日々を続けている告白的体験談、断酒による新たな道を模索しつつある体験談などが発表されました。

  • 島根県断酒新生会の取り組み

私も親しい役員の方から島根県断酒新生会の取り組みなどを聞いていますが、役員や会員の方は「例会出席」「一日断酒」の合言葉のもと、県内の59会場で毎日行われている例会に出席し、みずからの体験と反省を述べ合うことにより、アルコール依存から立ち直り、新しい生き方(新生)へと導く不断の努力を続けておられます。

また、「青少年のためのアルコール教室」を学校への出向き実施しておられます。

  • 早期に作成が待たれる県推進計画

昨年の12月定例市議会の一般質問で「アルコール健康障害対策」について市執行部の取り組みについて質問しましたが、アルコール健康障害対策基本法がH266月に施行され、都道府県はH286月までに推進計画を策定することとされています。島根県も策定に向けて検討中ですが、会員や関係の皆さんにとって望ましい計画が早期に策定されることが待たれます。

dannsyu

山陰断酒学校の全体会の模様。中央の写真は全断連初代会長松村春繁氏の遺影

山陰断酒新生会 http://dansyukai.com/

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