平成27年11月24日(火)から斐川生活バスの試験運行が実施されましたが、6か月を経過した5月末時点で利用実績が示されました。それによりますと、1,240便走らせて利用者は2,710人で、1便当たり2.2人の利用(導入時の目標は9人)に留まっています。利用率低迷の原因を探るため、沿線住民へのアンケートが実施されました。
1 沿線住民へのアンケートを実施(2月下旬から3月上旬)
・対象者:高校生、高齢者、自動車を運転されない人
・対象地域:斐川中央南北線の沿線自治会
・配布戸数:1917戸、配布枚数3,834枚
・回答者数:932人、回収率24%
2 アンケート結果
・利用したいと思う人426人、利用したいとは思わない人500人
・利用したいと思う人の76%(323人)が通院、買物が目的
・現行の路線および時刻表で「利用できる」と回答した人が39%(167人)
・現行の路線および時刻表では「利用できない」(99人)、「どちらともいえない」(136人)と回答された中で、最も多かった理由は「時刻表が合わない」(92人)であった。
・その他の主な意見
直江~荘原間のスムーズな往来の要望(現在は斐川支所が終点・起点。約20分の運転手休憩時間あり)平田高校の通学利用者から、1便については始業時間に合わせ平田駅の到着時刻を30分~1時間程度遅く、5便については1時間程度早めて欲しいとの要望あり。
3 今後の対応 → 7月11日から時刻表を改正
- 起点の改正
・右回り(斐川支所→西代橋→平田→瑞穂大橋→支所)の起点を総合医療センターに変更
・左回り(斐川支所→瑞穂大橋→平田→西代橋→支所)の起点を雲州平田駅に変更
・平田高校への通学生および一畑電車利用(出雲方面)の通学生に配慮し、1便および5便の時刻を変更する。