30年1月議会だより詳報
ごあいさつ
新年あけましておめでとうございます。皆様方にはつつがなく新年をお迎えのことと存じます。
出雲市においては、人口は微増ですが、少子化・高齢化の傾向は依然として続き、この影響が地域や産業に及んでおります。この影響を払拭すべく地方創生計画の具体化や子育て支援に鋭意取り組んでおります。議会と執行部は車の両輪と言われていますが、議会は注文を付けつつも執行部の取り組みを支援しております。
今回の議会だよりでは斐川地域を中心に現在課題となっている主なものを取り上げます。それも東と西という切り口で、私が現在携わっている事柄を中心に報告します。また市全体の問題として全国的に課題となっている「子育て支援」についても報告します。
今年も議会の一員として皆さんの声を市政に反映させていく所存です。最後に、今年が皆様にとって良い年になるようお祈りいたしております。
なお、ホームページでの記事は、1月28日に山陰中央新報に折り込みをした議会だよりではお伝えできなかった部分(詳細)を掲載します。
東中学校校区
この地域は、観光や健康志向ブームを反映し、人を出雲に呼び寄せるため、東の玄関口の出雲縁結び空港、道の駅湯の川、いりすの丘、湯の川温泉郷、荒神谷博物館などを活かしたまちづくりが可能な地域です。
ア 出雲縁結び空港の利用促進
地元の理解を前提にした出雲縁結び空港の利用促進が求められています。
(地元との協定)
・運行時間:午前7時30分~午後8時30分の13時間
・1日の便数:40便まで。現在は30便
なお、運行時間については、1時間延長して欲しい旨の要望がなされております。
(新路線の開設)
名古屋便の複便化が継続(毎日2往復4便)されるとともに、H30年3月25日から出雲―静岡線が、4月20日から出雲―仙台線が、毎日1往復2便、新規に開設されます。どの路線も76席および84席とされています。
【この項目の詳報】
〇出雲縁結び空港の利用者数と搭乗率(全線)
H28年度:891,889人、75.1%
H29年4月~12月:719,381人、79.7%
→ 航空会社の路線の維持の目安は搭乗率70%とされているようです。
〇出雲縁結び空港の利用促進と空港の周辺対策
下記の「21世紀出雲空港整備利用促進協議会(会長:出雲市長)」から、運行時間を1時間延長し、午後9時30分延長するよう要望がなされています。1時間延長することにより東京からのビジネス客などへの利便性が増し、利用者数の増加に繋げることができるというのが主な理由です。この利用時間の延長について県からたびたび申し入れがなされていますが、地元の皆さんの同意が得られておりません。地元の皆さんの安全な生活環境を守っていくことにきちっと対応することが必要であると考えます。
総合交通対策特別委員会では、1月19日に出雲空港周辺対策協議会の役員の方と地域の実情や日常生活での支障などについて、地元の皆様の率直な思いを聞くため、意見交換会を持ったところです。今後もこのような意見交換の場を持つこととしております。
・21世紀出雲空港整備利用促進協議会(H7年設立)
県東部の7自治体、議会、観光協会、旅館・ホテル協会、民間企業など89団体で構成(会長:出雲市長)
目的:再開路線の維持や各路線の年間を通した安定利用、空港発着路線の利便性の向上のための事業を実施する。
・出雲空港周辺対策協議会(昭和62年4月設立)
空港周辺地域で騒音の影響が大きい区域(13自治会)の住民293名が加入
目的:空港周辺地域の生活環境を守り、経済の発展を図るとともに空港整備事業の施行に協力する。
〇名古屋便の複便化の継続と新路線の開設について㈱フジドリームエアラインズ(FDA)への要望活動について
・H29年10月4日(水)に総合交通対策特別委員会で、名古屋便の複便化の継続と新規路線の開設について要望を行いました。
要 望 者:川上副議長、板倉委員長、大場副委員長、特別委員会委員
要望事項:①複便化(2便)の更なる継続をお願いしたい。
②出雲縁結び空港を中継とする運行を考えていただきたい。
対 応 者:㈱フジドリームエアラインズ名古屋空港内
取締役副社長:米原 慎一、中京地区担当部長:小幡 一久
営業本部営業部名古屋営業支店長:柿下 央
米原副社長回答
- ❶について:出雲大社の遷宮期間後の搭乗率に注目していたが、現時点でも搭乗率が70%確保されており喜んでいる。今後も引き続き今の状況が確保できるよう頑張っていただきたい。会社も頑張りたい。
- ❷について:考えたい。特に、韓国等の海外への中継空港として活用できるものと思うので考えたい。
〇H29年12月11日、出雲―静岡線と出雲―仙台線の就航決定
〇その他
航空機燃料税が市に入ります。
H27年度:2億8,424万円
H28年度:2億9,130万円